東京 小石川植物園

東京都心の森の精の楽園

東京都心のど真ん中に日本最古の植物園がある。小石川植物園だ。1684年、徳川幕府薬草園として創設されたこの植物園は、現在東京大学により運営されている。

日本に住んで12年になる私だが、今までこんな物が都心のど真ん中に存在していたとはつゆほども知らなかった! 人里離れた場所ならともかく、東京のど真ん中にあるのにだ。東京の古い街並み地図を見て、写真を撮るのに良い場所はないかとグーグルで調べていた時、たまたま発見したのだ。

この植物園は基本的に台地と低地に分かれている。低地部は観賞用池と広々とした樹林が大部分を占めており、その美を十分堪能できるようデザインされている。私が訪れた時、沢山の人々が写生をおこなっていた。台地部分は各種木々が植えられた森になっていて木陰が沢山あり、夏場に涼むには絶好の場所だ。

植物園の中には遊歩道が張り巡らされている。気ままに散策路を歩き、道が分かれるに任せ予想外の景色に出会って楽しむのも面白い。いくつかの道は非常に狭く、とげとげした植物が道を覆っており、夏場には低地の池で蚊の軍団が首を長くしてあなたの到来を待ち受けている。長袖長ズボン着用が絶対お薦めだ。

植物園はかなり広く、池の周囲や森を軽くうろつくだけでゆうに数時間はかかる。個人的には木々の茂る台地の森が私は気に入った。広々としており、木陰がたくさんあるからだ。場所によればまるで果樹園のようになっていて、ちょっとしたピクニックをするには最適。また、この植物園のもう一つの魅力は、どこでも自由に散策できることだ。東京の他の庭園で良く見かけるロープで仕切られた立ち入り禁止区域が全くない。涼やかな木陰で気持ちの良い芝生に寝そべり、心ゆくまで楽しむことができる。

ここは教育実習施設なので ( 各樹木に添付された学術的ラベルを見れば一目瞭然だ ) もちろん入場料が必要だ。とはいえ料金はたったの400円。木曜日と祝日を除いて、毎日10時から15時まで開園している。日本語の園内マップは植物園のホームページで参照できる。

詳細情報

小石川植物園についてもっと調べる

0
0
この記事は役に立ちましたか?
JapanTravel.com のサービス向上にご協力ください。
評価する

会話に参加する

Thank you for your support!

Your feedback has been sent.