焼き鳥・あやむ屋

大阪で唯一、ミシュランお墨付きの焼き鳥屋

なんばから梅田にかけてのネオン街から外れた福島エリアに、ミシュランガイドで一つ星を獲得した大阪で唯一の焼き鳥屋「あやむ屋」はある。

細長いカウンターには15人着席可、入口付近には4人用のテーブル席が一つある。狭い店内に予約なしでは入店できないなんて、西洋的感覚から言うと壁の穴(みすぼらしく扱いにくい店)だ。もし予約なしで出向くと、喉が乾き空腹の時に長時間並ぶことになる。

ここでは自然な飼育方法で育てられた丹波の地鶏が使われている。(映画「フード・インク」でJOEL SALADIN氏が運営する家畜農場 POLYFACE FARMを想像してみてほしい)大阪から車で2時間の距離にある兵庫県の氷上郡から、毎日新鮮な鶏肉が届く。

備長炭の上で極上の鶏肉が炙られ、タレをくぐった後に再び炙られる。その結果、この上ない喜びをお客は味わうことになる。

7串2,000円のコース、10串2,500円のコース、おまかせコース4,000円というのもある。

2012年の春、僕の旧友マットがイギリスから訪れた際にあやむ屋に行った。まず、1,500円のとりの刺身盛り合わせを注文した。これ以上に新鮮で美味しい胸肉、レバー、心臓、そして砂肝がこの世に存在するとは思えないほどだったので、来店の際はぜひ試してほしい一品だ。3種のタレが共され、日本でしか味わえない体験をした。

その後、バゲット付きのレバーのパテ(900円)を注文。マスターがパテに使用したリキュールがすばらしく(何が入ってたかは自分の舌で確認を!)、マットも大絶賛の一品だった。固いバターがトッピングされたパテは冷蔵庫から直接出て来たので、食べる際はしばらく室温に放置しておくと扱いやすい。

やきとりは、もも、つくね、きも、ねぎま、さんかく、せせり、手羽先などの数々を食した。

食べ方としては、たれ、塩、スパイス(繊細かつピリッとしたガラムマサラ)の3種から選べる。やきとりの他には、グリル野菜、サラダ、トマト、唐揚げなどもある。飲み物は、ビール、酒、梅酒、ワイン(ボトル2,800円~3,500円)、お茶やソフトドリンク等。

マットと僕は、心もお腹も満たす真の食事とお酒を頂き、少々よろけながら13,000円の代金を払い店を後にした。ミシュランの一つ星獲得のあやむ屋。一度は来る価値のある店だと2人意気投合し、また訪れるであろうことを今から楽しみにしている。

あやむ屋は、JR環状線の福島駅、JR東西線の新福島駅、阪神の福島駅の最寄り。

行き方

Ayamuya is a short walk from JR Fukushima Station on the Loop Line, JR Shin-Fukushima Station on the Tozai line, or Hanshin Fukushima Station.

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