日本三大酒どころ「城島酒蔵びらき」で春を迎える!

二日で11万人の人が集まる日本有数の規模を誇る酒蔵びらき

日本が誇る食文化の一つ、日本酒。兵庫県の灘、京都府の伏見、広島県の西条、日本三大酒どころとして有名なこれらの土地に並んで福岡県の城島もその一つに含まれる。日本酒の歴史をひも解いてみると、日本の酒造りの歴史は兵庫県灘から始まる。綺麗な山水を使った日本酒造り。

しかしながら、ここ城島では久留米市を流れる筑後川の水を使った酒造りが行われた。山の水は硬水、川の水は軟水。ここに初めて軟水を使った酒造りが生まれ、広がった。

コクがあり飲みごたえのある硬水造りの日本酒と、なめらかですっきりとした口当たりの軟水造りの日本酒、この違いは「東の灘、西の城島」と言われるほどまでにそれぞれ異なった風味の日本酒を造り、日本の酒つくり文化を兼任していった。

現在、城島地域には9つの酒蔵があり、新酒が出来上がる2月の第2週、どこよりも早く新酒の誕生を祝うお祭り「城島酒蔵びらき」が行われる。今年で第22回を数え、土日の二日で会場には11万人の人が訪れる。普通酒から醸造酒、吟醸、大吟醸など、ランクや風味の違うお酒の飲み比べはもちろんのこと、日本酒や酒粕を使ったスイーツ、地元で採れた野菜や果物、城島産のウナギ、そして久留米市のソウルフードである焼き鳥やラーメンなども一緒に楽しむことができる。

今年からは新たに熱燗コーナーも備え、日本酒を幅広く楽しめるようになった他、各酒蔵をめぐって飲み比べができるようシャトルバスもしっかりと整備されている。世界各国のお酒は軟水で作られていることが多いため、城島のお酒は海外の方からも人気があり、毎年たくさんの外国人観光客も訪れる。

春一番早いフェスティバル、城島酒蔵びらき。ぜひお越しください。

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