9 京都・河合神社、鴨長明の「方丈」 Shozo Fujii 「ゆく河の流れは絶えずしてしかも元の水にあらず・・・」と、日本人なら誰でも知っているこの書き出しで始まる「方丈記」は世の無常と人生の儚さを表した... 思うに任せない我が人生を省みた晩年の長明は、50歳の春、宮中の宴席を突然辞し隠遁と放浪の生活を始めた。
11 文化 鎌倉 瑞泉寺の秋 Tomoko Kamishima その後京都に移った夢窓疎石は、10年後、西芳寺や天龍寺の庭園を整えるが、これらの庭には、瑞泉寺石庭よりも穏やかな表情が垣間見えるような気がする。
12 泰澄寺の二つの池 Takako Sakamoto 「越の大徳」と呼ばれる高名な修験道僧 泰澄大師が682年にこの地で誕生した際、産湯に使ったとされるのがこの「産湯の池」だ。... それ以後この地域には雷が落ちたことがないという・・・本当か?!