10 京都「俵屋吉富」 季節の和菓子を抹茶と共に Shozo Fujii 茶道の完成を見た京都において和菓子の発展は必然であった。その京都で延享年間(18世紀半ば)にまで歴史を遡る「俵屋吉富」(たわらやよしとみ)は和菓子の老舗の筆頭格である。四季を通じて開催される茶会にそれぞれの意向を反映して美しく美味しい上生菓子を作り続ける。