福井「永平寺」参詣~その1

厳冬の前庭

福井「永平寺」は、鎌倉時代寛元2(1244)年、道元が創建した曹洞宗の大本山である。永平寺は座禅修行の寺だ。この寺の若い修行僧は雲水と呼ばれる。雲も水もとらえどころのない不定形のものであり、すなわち、修行僧も仏僧として定めやらぬ者として雲と水になぞらえられているのだ。雲水達の修行はお経だけではない。永平寺では掃除も彼らの修行である。雪に寺が包まれる厳冬の永平寺を参詣した。正門から参道を歩むと南側に流れる永平寺川の向こう岸に神仏混合の名残だろうか、金毘羅堂、稲荷堂、地蔵尊堂、天照大御神堂が立つ。樹齢100年をゆうに超える杉の巨木が寺の歴史の深さを想わせる。

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