1859(安政6)年6月に横浜が開港されると、多くの外国商人が横浜を訪れるようになりました。外国人たちは、『居留地』とよばれる山手の一定区域で暮らし、その生活のニーズに応じるように、元町商店街が生まれたのでした。その後、商店街は元町ショッピングストリートとして知名度を上げ、1970年代には、お嬢様系の『ハマトラ』(横浜トラディション)ファッションがブームとなりました。現在の元町は、落ち着いた大人の街です。独自ブランドをもつ老舗に、何十年も足しげく通う人々。三島由紀夫も紳士服店・ポピーがお気に入りだったそうです。日本のバーゲンの走り、元町チャーミング・セールには毎回40万人の人が集まります。