球泉洞(きゅうせんどう)

九州最大の鍾乳洞

Yui Yamaguchi   2015/01/10によって

球泉洞は人吉に位置する鍾乳洞。3億年前に海の中で堆積して作られた石灰岩層が隆起し、そこを二酸化炭素を含む雨水が浸透、浸食して球磨川に流れる過程で形成された。1973年に発見され、九州最長の4.8キロ、現在は約800メートルが公開されている。

入場券を払い奥に進むと入り口のトンネルとなっている。こちらに向かって吹いてくる生暖かい風、「こうもりに注意!」の貼紙、薄暗いトンネルのせいで少し気分が怯むのだったが、中に入って行った。

洞窟の中は暗くて湿っぽくて鉱山の洞穴にも似ている(当たり前だが)。足元に照明があるので歩くのに不自由はないが、所々滑りやすくなっているので歩きやすいクツで来た方がよい。昔行ったことのある、オーストラリアのクーパピディ(砂漠の中の町で、暑さの為に人々は地下に穴を掘り、そこに住居を構えている)のことを思い出しながら、頭が擦れそうな狭い岩肌の間の通路をずんずん進んだ。急に暗闇に出て、天井が広がったようだと分かる。先の方からは水の音が聞こえて来る。暗さに目がなれてきたのでよく見ると、川は今いる場所のだいぶ下のほうに流れているようで、天井は暗闇、真下は真っ黒な川、かと私はまたも怖気づいてしまった。所々に鍾乳石や石筍、またこれらがつながった石柱が現れて、パネルの解説で理解を深めることができる。鍾乳石は1年に1ミリだけ成長するということを知ったのだが、それは気の遠くなるような自然の営みだ。20年後に再度やってきても2センチしか伸びていないことになる。洞内ですれ違う人に挨拶すると、「この先どれ位ですか?」と聞いたり聞かれたりして面白い。時々こうもりが飛んでいるのを発見する。つい、髪の毛むしられるから注意と構えてしまうが、そんな事、誰が教えてくれたんだ?

球泉洞のコースは二通りで、我々の参加した一般コースと探検コースがある。探検コースはヘルメット、ヘッドライト、長靴着用とのことなので少々ハードな道行になるかもしれないが、ドキドドキ感を味わえるに違いない。一般コースの所要時間は大体30~40分位。球泉洞までのアクセスは、芦北インターから車で約20分、JR球泉洞駅より徒歩15分。

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Yui Yamaguchi

Yui Yamaguchi @iyu.mura

Born & grew up in Kumamoto, Yui studied and worked in Osaka before immigrating to Australia. She lived in Adelaide and Sydney prior to moving to Brisbane. Her passion is reporting on the great things of Kumamoto and Japan to everyone around the world in a serious, interesting and funny way. Her favorite travel writer is Makoto Shina.   熊本生まれ、熊本育ち、大阪に学び職務経験を積み、オーストラリアに移住。アデレード、シドニーを経て、ブリズベン在住。熊本、また日本のすばらしいところを国内、海外にまじめに、面白、おかしく発信したいと思っています。好きなトラベルライターは椎名誠。

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