文化 京都「大覚寺」 Shozo Fujii このとき恒貞親王に仕える伴健岑と橘逸勢は、恒貞が皇太子から降ろされそればかりか暗殺されると心配し、恒貞を東の国に移そうと画策した。... 大覚寺の離れの縁側に座り、正子内は東の空に上がる上弦の月と池に映る月を交互に眺めている。
12 文化 京都 大沢池 Tomoko Kamishima 大覚寺の東にある大沢池(おおさわのいけ)は、日本最古の人工の池である。元は、8世紀に嵯峨天皇の離宮に隣接して造営された林泉であったが、876(貞観18)年、離宮が大覚寺となった折に寺領とされた。よく晴れた冬の日、この池の畔を歩いた。
13 文化 京都 曼殊院 Tomoko Kamishima 京都の北部、一乗寺の山腹に位置する曼殊院門跡は、元は782-806年頃に日本天台宗の宗祖・最澄が建立したものである。現在の曼殊院は、1656(明暦2)年の造営であり、建築様式や庭園のデザインが桂離宮に似ていることから、「曼殊院は小さな桂離宮」と称されることがある。
12 文化 伊豆急 「リゾート・ドルフィン号」 Takako Sakamoto 伊豆半島の東海岸を下る旅の途上、もしも運が良ければ、または手筈を万端整える才覚があるなら、眺めの良い電車を捉まえることができるかもしれない。