11 文化 京都鴨川のほとりを歩く Shozo Fujii さすがに冬季は川筋を吹く寒風が身を切る冷たさだから河岸に降りる元気はないが、それでも晴れた穏やかな日であれば東西の両岸をそぞろ歩くのも一興であろう... そんな悲惨な歴史も遥か彼方となって、川面は日差しに銀の照り映えが眩しい。 鴨長明の「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。」