活動 東京 向島百花園 Tomoko Kamishima 文化文政(1804-1829)の時代と言えば、江戸で歌麿や写楽、広重の錦絵が流行し、十返舎一九の滑稽本が好まれた町人文化の華やかなりし頃である。江戸庶民は、浮き世を風刺する川柳をもてはやし、ほおずきや変わり朝顔などの草花を愛した。季節ごとの草花市は、町のあちらこちらで頻繁に開催されていたようだ。