鶴岡八幡宮の蓮池

写真好きのための鎌倉

7月または8月に日本を訪れる機会があれば、是非おすすめしたいのが鎌倉・鶴岡八幡宮の蓮池だ。

日本には他にもお勧めの蓮の花スポットがいくつかある。 横浜・三渓園や東京・上野公園など、もしお近くに滞在ならどうぞ。 今回紹介したい鶴岡八幡宮は鎌倉近辺にお越しの方に行って欲しいとっておきの場所。 15年程鎌倉に住んでいた私はすっかりはまって通い詰め、たくさんのお気に入りの写真を撮った。

混雑を避けるため(真夏の暑さも)、早朝がよいだろう。 静かで穏やか、そして空気が澄んでいる。 蓮の花が開く時には弾けるような音がするという話を聞いた事があるが・・・。 私はまだ聞いた事はない。 いずれにせよ撮影者にとっては好条件の早朝、最高の写真を撮るために本領発揮だ。 蓮の花は時にとても恥ずかしがり屋。 だから私はかがんで、花の位置より低いくらいになって大きい葉の影に何か隠れているか覗いてみたりする。 あらゆる要素が影響してどんな写真が取れるかが決まる。 角度、構成、背景、光、影・・など。 明る過ぎる太陽は良くない、だが少しだけ陽がさしていると効果的な影を造ったりするのだ。

八幡宮までの道のりは、鎌倉駅に着いたら東口を出て左方向へ。 のんびり小町通りの散歩を楽しんで通りの終わりまで来たら右折。左側に神社が見えてくる。 そこからは1,2分で入り口に到着。 1つ目の池は神社に入るとすぐに左側にある。 この池はもう一つの池に比べると小さく、見映えがしないかもしれない。 でも、そんなところで思わぬ発見があったりするものだ。 そして2つ目の池は少し先の右側だ。 こちらはかなり大きい。 池の周りをぐるぐる回ってみたり、写真を撮ったりしていると1時間はあっという間にたってしまう。 蓮の花は白かピンク色で、葉は大きく、緑に葉脈がくっきりと浮かんでいる。 池には小さな橋があり(入口付近のとは違う橋)そこから、(と言うより橋の下から!)写真を撮ることが出来る。 色々な角度を試してみると蓮と橋の素晴らしい構図が出来上がるだろう。

貴方がプロかセミプロか上級のアマチュア写真家、またはただ写真と撮って楽しみたいのかに関わらず、ここの蓮池はとにかく一見の価値ありだ。是非この素敵な場所を見逃さないで欲しい。絶対に!

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