白石川沿いに連なる一目千本桜の冬景色
宮城県の白石川沿いに「一目千本桜」と呼ばれる見事な桜並木がある。この桜を観ようと今まで何度も白石川を訪れたが、かつて一度も冬景色を観た事がなかった。そこである冬の寒い日、思い切って出掛けてみることにした。案の定辺りには誰もおらず寂しげで、覚悟していたとはいえ、なんという寒さ! 余りの寒さに顔中涙と鼻水でぐしょぐしょになり、ファインダーを覗いても何を見ているのかさっぱり分からない。とはいえそこは根性で、なんとか川沿いの桜並木の写真を撮影した。この凍てついた光景が春には眩いばかりの景色へと変貌するのだ。春よ来い、早く来い!
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