東京の代々木公園で毎年開催されるベトナム・フェスティバルは東南アジアの食文化と生活をのぞき観る良い機会です。この公園では夏に国際色豊かなフェスティバルがいろいろ紹介されていて、エキゾティックな食品、ドリンク、芸能などが提供されますが、これはけっこう群衆に気に入られたようです。初めてのベトナムフェスティバルは2008年に開催され、その後の2、3年で15万人以上の訪問客に(2011年のイベントで)ふくれあがり、代々木公園国際フェスティバルの重要なイベントとなりました。
フェスティバルはすごくにぎわいます。客はその規模の大きさと様々な食品や物産、楽しい芸能まである事にビックリ。至るところに、ベトナムの国旗をデザインしたTシャツを着て、ベトナムでは有名なあの円錐形の帽子ノンラーを被った人に出くわします。パフォーマンスはメインのステージだけではなく、ありとあらゆるところで行われております。
食べ物はもちろん避けてとおれませんよね。屋台から香しいにおいが風に乗って漂ってくる食べ物屋さんの前はすごい行列。フォーの店はもちろんたくさんあります。バインミー(ベトナムのバケッットに焼き肉を挟んだサンドイッチ)はベトナム語の新聞に包まれてきます。それにあまり知られていない地域の食べ物もけっこうあります。私は中央ベトナムの独特な料理カオルーの屋台を発見!それはチリソースをトッピングした豚肉と野菜のスープヌードルです。ベトナムのビールの種類も豊富で、特にサイゴンビールとか333ブランドのビールさえ有りました。
イベントステージの予定表はパフォーマーのスケジュールがぎっしり詰まっているようでした。2013年のラインナップは多種多様な歌手やダンサー、伝統的なベトナム楽器の参加するファンキーなジャズバンド、ロックバンド、それに身体の骨が無いのではないかと疑問に思える曲芸の女性などなど。
フェスティバルには文化的な素晴らしいコレクションも展示されていました。二つのテントにはベトナムの見事に美しい景色を描いた絵画や、歴史的に素晴らしい工芸品も展示されていて、ベトナムの深い文化に興味をもってもらいたいという気力がこもってます。
屋台では様々なもの、例えば、服はもちろん、宝石、楽器まで並べられ、中にはお得な旅行パッケージを売っている屋台まで。
ともかく活気があります。あなたの夏のスケジュールにこのフェスティバルが優先的に書き込まれるでしょう。
ベトナム・フェスティバルは、9月中旬に開催され、 入場無料です。 NHKのビルが見える代々木公園パーマネントステージの近くのイベント広場です。 原宿駅(JR・山手線)または明治神宮前駅(千代田線)から徒歩5分。代々木八幡駅(小田急線)からも徒歩10分です。