福井 宝慶寺

山中に佇む、禅の心

Katsuyuki Tanaka   2014/12/31によって

宝慶寺は、永平寺開山の道元の中国留学時代の兄弟弟子、寂円によって開かれた曹洞宗第2本山です。

寂円師は、道元を慕い来日し、道元入滅後、禅の心から離れていく永平寺を見限り、大野の奥、清滝川上流の山中で18年間石の上で座禅を組んだという。

通りかかった豪族が、そのあまりの気高さに心打たれお堂を寄進したのが始まりと言われています。

参道には、寂円師が座禅をした折、傍らにじっと寄り添った犬と、托鉢の際、従った牛のお堂があります。

あまりの簡素さは素晴らしいとしか言いようがなく、修養に励まれる雲水の立ち居振る舞いは観光寺院では目にすることのないものです。

お堂に腰掛け、山門から参道を見られたとき、開け放たれた心というものを感じることができるかもしれません。

拝観は無料ですので、本堂で写経をされお心付けを、残されていってはいかがでしょう。

ここへのアクセスは2通りあります、どちらも車使用になりますが、北陸自動車道「福井IC」より大野方面へ。

国道158号を白鳥方面へ、市内に入り篠座東交差点を右折し、県道34号松ヶ谷線を直進12km程山道を来て頂く方法と。

「福井IC」から、一乗谷前を通り過ぎ、美山から県道2号線、途中国道476経由、下味見を過ぎ、池田の手前県道34号に左折、稗田の廃村跡、部子川の甌穴、双龍の滝の横を通る細い山道(冬場は通行できません)の方法があります。

途中に、寂円師が座禅された場所の下を車で走れますが、秋などはクマが出ますので、車から降りて見に行かれることはお勧めできません。

Katsuyuki Tanakaさんによって書かれました。
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Yui Yamaguchi 3年前
寺門なども彫刻が施されているものの、彩色がなくて謙虚でシンプルな寺に見えます。永平寺の道元亡き後のストーリーなど、色々と勉強になりました。滝も大変美しいですね。
Katsuyuki Tanaka 執筆者 3年前
評価ありがとうございます、大野の美しい街並み、禅に励まれる雲水の気高さ、静かに佇む山門、是非早朝に尋ねられることをお勧めします