ここは「神の降り立つ地(神降地)」とも称される日本屈指の山岳景勝地として、年間150万人もの人々が訪れ賑わいをみせている。
河童橋から眺める雄大な穂高連峰とエメラルド色の清水を運ぶ梓川の光景があまりにも有名。この限りない透明な空気と、浸すと手が千切れそうな雪解けの水を感じたくて、ここ上高地を訪れた。このエリアに入れるのは5月から10月までの僅か半年。半年の間に冬以外の季節を感じなくてはならない。私は今回一番、色彩の多くて鮮やかな季節を選んだが、ほんの少し早かったようである。 撮影2012年10月初旬