JR東海とJR西日本は、訪日外国人旅行者向けに、2種類の特別周遊きっぷを発売した。
「高山・北陸エリア周遊きっぷ」は、前回のきっぷ(今月26日まで利用可能)からグレードアップした内容となっており、高山、金沢、富山に加え、関西国際空港までのエリアを網羅している。13,500円するこの切符(大人価格、6歳から11歳までの子どもは半額)では、連続した5日間で、名古屋~富山間と関西国際空港~金沢間のJR在来線ならびに、金沢~富山間の北陸新幹線が乗り放題で利用できる。また、金沢~高山間の濃飛バス・北鉄バスと、白川郷~新高岡間の加越能バスも乗り放題だ。さらに特急はるかを除くJR在来線に関しては、普通車・指定席が4回まで利用可能となっている。
観光客は、この切符を持っていれば大阪、名古屋、京都などの主要都市はもちろん、金沢を代表する兼六園や世界遺産の白川郷、そして下呂温泉や加賀温泉といった観光地にも格安で行くことができる。
「伊勢・熊野周遊きっぷ」は、同じく連続した5日間で、名古屋~鳥羽および紀伊勝浦間のJR在来線と、一定のエリア内(詳細はHPを参照)であれば熊野交通や三重交通のバスも乗り放題となる。また上記の切符と同様に、普通車・指定席が4回まで利用可能なこちらの切符は、大人10,500円(6歳から11歳までの子どもは半額)で、やはりとてもお得な価格である。
こちらに関しては、伊勢神宮、二見浦及び夫婦岩、世界遺産の熊野古道などの観光に最適だ。
購入には、海外で発行したパスポートと「短期滞在」のビザが必要となっている。海外の指定旅行会社で引換券として購入し、日本へ入国後に、指定の駅で周遊きっぷと交換できるようになっている。この切符を上手に利用し、よりお得に、充実した日本旅行を過ごしていただきたい。
「周遊きっぷ」ホームページはこちら