1887年に創建された葛原岡神社は、鎌倉時代後期の公家である日野俊基(ひのとしもと)卿が祀られた神社です。
俊基卿は、後醍醐天皇の忠臣として1324年に鎌倉幕府討幕に参加した一人でした。1度目は見過ごされましたが、2度目の討幕計画で再度捕らわれ、葛原ヶ岡にて処刑されました。その後明治時代に俊基卿の功績が高く評価されて、明治天皇の命により葛原岡神社が創建されました。
こじんまりしていてどこか品のあるご社殿には、特に女性の参拝客の姿が多く目立ちます。葛原岡神社の境内には「縁結び石」と呼ばれる大きな2つの石があり、近年では縁結びのパワースポットとしても大変有名です。
また、お花見の時期には美しい桜が咲き誇ります。葛原岡神社の近くには銭洗弁財天宇賀福神社や源氏山公園などの観光スポットがあり、葛原岡ハイキングコースのルートでもあります。