12 文化 京都 高台寺 Tomoko Kamishima 斜面を使った巧みな空間構成により、進むほどに表情を変える見事な庭園が境内地に広がる。緩やかなカーブを描く小道を歩いて茶室・遺芳庵を過ぎると、池を巡る清々しい景色。そこから坂を上るにしたがい、視線が高くなって景観が変化していく。丘の上には、土間でつないだ珍しい二つの茶室、傘亭・時雨亭がある。
文化 箱根 堂ケ島遊歩道 Tomoko Kamishima 宮ノ下温泉の富士屋ホテルを常宿としていた英国人、バジル・ホール・チェンバレンは、この谷沿いの道を愛し、読書と執筆の合間の思索の供としていた。チェンバレンが歩いた道は堂ケ島遊歩道として整備され、親しみを込めてチェンバレンの散歩道とも呼ばれている。
23 活動 Miho-no-Matsubara(三保の松原) Yukie Suzuki 16世紀以降の絵画の分野においても、三保松原は富士山を描く際の典型的な構図に含まれる景勝地として認識されるようになり、歌川広重(1797~1858
12 文化 雨上りの円徳院 Takako Sakamoto 幸運にもちょうど雨が上がったばかりで、見るもの触れるもの全てが新鮮だった。この寺院は庭園で有名だが、ここで私に再び幸運が訪れた。... 穏やかで静謐な空気に満ちた、私一人しかいない庭園は、実に美しかった。ほどなくさっきのカップルが庭園を眺める和室に入ってきた。
12 文化 鯖江 神明社 Takako Sakamoto 人っ子一人おらず静まりかえった通りを歩きながらふと見上げると、この神社の裏門だった。本殿は暗色の古い木造建築だが、あちこちに見える色とりどりの色彩が神社の美をいや増している。美しい古民家や神馬の彫像、池、そして延々と続く長い、長い参道など、予想外の驚きに満ちた神社だった。