明治期に石炭輸送で利用された三角西港は切石積の埠頭、白壁の倉庫、公会堂や図書館として使われた洋館、回船問屋の日本家屋が残されており、当時の様子をうかがい知ることができる。
現代の機械化された巨大コンテナー埠頭と比べると、輸送量自体は少なく埠頭の規模は小さいものの、港労働者、役人、商売人などの多くの人手が必要で、港周辺も酒場、本屋、洋品店、呉服店などが並らんで繁栄したことだろう。当時は現在のような自動車が発達していない時代。熊本の中心部からも簡単にはに往来はできないのだから、きっと人々は入り江に船の先端が見え始めると、「船がきたばーい!」と活気づいたに違いない。
売店にでは現地の特産、くまモングッズや天草名産の「赤巻き」が購入できる。
2013年には「明治日本の産業革命遺産 九州、山口と関連地域」として世界文化遺産として推薦された。
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