外交官の家

横浜 山手西洋館 1

夕闇が丘の上に降りる頃、「外交官の家」はひときわ美しい姿を見せてくれる。1910(明治43)年に東京都渋谷区南平台に建てられた内田定槌の自邸は、当時流行のアメリカンビクトリア様式の瀟洒な洋館である。内田は福岡県小倉市の出身で、東京帝国大学法学部を卒業して外務省に入り、外交官として上海、ニューヨーク、ブラジル、スウェーデン、トルコなどで活躍した。設計はアメリカ人建築家ガーディナー。クリスマスが近づくと、室内には花があふれ、豪華なディナーのテーブルセッティングで華やかさを増す。

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