天龍寺、大方丈からの眺め

開放感溢れる、天龍寺最大の建物から眺める

Masayoshi Hirose   によって

左手に法華経を持ち、右手に剣を持って座したまま亡くなったという武人のイメージが強い第96代後醍醐天皇。

"玉骨(ぎょこつ)は縦(たとい)南山の苔に埋まるとも 魂魄(こんぱく)は常に北闕の天を望まん" 「我が骨は吉野山の苔に埋まることになっても、我が魂は常に京の空を仰ぎ見続けるだろう」。鎌倉時代末期から二つの朝廷が並存した歪な南北朝時代。この激動の時代を生きた後醍醐天皇の最期の言葉だ。結局、最後に残った勝者は北朝でもなく南朝でもない!足利将軍家を中心とする強力な武家政治の支配機構だ。そして後醍醐天皇の鎮魂(菩提を弔う)の為に造営した天龍寺、その費用捻出に足利新政府は大変な無理を強いられている。苦肉の策で元冦以来途絶えていた元との貿易を再開し、その利益を造営費用に充てることを計画。これが「天龍寺船(朱印船)」の始まりだ。無念さが滲み出ているような後醍醐天皇の最期の言葉に、室町幕府の創始者足利尊氏もさすがに寝覚めが悪かったのかもしれない。

行き方

天龍寺へのアクセス

 参拝・ご案内をご参照下さい。

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Masayoshi Hirose

Masayoshi Hirose @masayoshi.hirose

I was born in and grew up in Kyoto in 1960, and currently live in Ehime. About ten years ago I developed interest in photography, and now as an avid photographer, I drive around Japan (mostly western parts of Japan) when I have time, and enjoy mysterious natural phenomena such as sunrises, sunsets, sea fog and sea of clouds. My dream is to capture impressive, picturesque scenes. I'd like to take photos that will remain in people's minds forever. It would be my greatest pleasure if my photos entice people around the world to come visit Japan and enjoy her beauty! 1960年京都市に生まれ育ち、現在は愛媛県在住  約10年前、写真に興味を持ち始め、今は時間があれば日本各地(主に関西より以西)を車で旅しながら朝陽や夕陽、海霧、雲海などの不思議な自然現象を楽しんでいます。偶然行き合わせた千載一隅のような日本らしい土地柄、そしてたとえ観光地であってもあまり知られていないような隠れたスポットなどを中心に紹介したい。私の理想は心に残る印象的で絵画のような写真を撮る事。いつまでも見る人の心に残るような絵作りをしたいと思っています。私の写真が一人でも多く、これから日本を旅する方の参考になればこの上なく嬉しい限りです。