2014/04/20

霧島の硫黄山

不毛な火山の景観

Tristan Scholzeによって

コミュニティライター

Takako Sakamoto翻訳

コミュニティライター

硫黄だけが転がる硫黄山の不毛の頂

国道1号線のハイキングコース出発点から、ふわふわしたススキに覆われた硫黄山の丘を眺める

硫黄山の草に覆われた地帯から、松林越しに平坦な頂の甑岳 (こしきだけ) を眺める

九州アゼリア (Rhododendron kiusianum)。ここではミヤマキリシマと呼ばれている。5月にはこの花がえびの高原を一斉に覆う; しかし10月なのに咲いている花もあった

高く登るにつれ、不動池が綺麗に見えてくる

苗木が太陽に向かって伸びている; ここには小さな生命がたくさん息づいている

韓国岳にはよく霧や低い雲が垂れ込めている

ここに住んでいた人々の霊を祀っている

ここからは「えびのエコミュージアムセンター」と国道 1 号線が見える

小さなシダがこんな岩だらけの火山地帯に住処を見つけたようだ

こんな小さな植物、気付かずに通り過ぎそうだが、よく考えるとこの不毛地帯で生き延びるなんてすごいことだ

硫黄山の頂上越しに聳え立つ暗い韓国岳

この火山の頂上付近では、硫黄や黄緑色の岩をあちこちで見かける

霧島錦江湾国立公園の地質学的知識を、日本語、中国語、韓国語、英語で学ぼう

火口付近ではかつて硫黄が採掘されていた

国道1号線沿いの不動池を少し過ぎた所に硫黄山 (いおうやま) がある。標高は1,310 メートル(4,298フィート)、えびの高原より少し高いだけで、山頂まで行くのは簡単だ。秋には山の斜面が美しいススキの茂みに覆われ、その中に九州アゼリアがぽつぽつ咲いているのが見える。岩だらけの山頂には、かつては採掘されていた火山活動の名残の硫黄が、あちこち豊富に散らばっている。火口付近を見た後ハイキングを続け、景色の良い草原を越えて、韓国岳や他の山々、そしてもっと大変なトレッキングに挑んでみよう (地図)。

硫黄山—(いおうやま)—Mt. Io

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