新宿駅より中央線特急で約一時間、山梨県大月市で「グリーンツーリズム」を体験しました。「グリーンツーリズム」とは、農業と食を活用し、観光と連携する地域活性化の取り組みで、何よりも地元の人々と交流できることが最大の魅力です。
大月市の「エコの里」は、富士山を望む扇山の中腹にあり、
この農業体験で収穫した野菜を、地元のシェフが主導して皆で調理し、ツアー参加者は昼食としていただきました。大月市で古くから食べられている郷土料理の「おつけだんご」は、味噌汁の中に旬の野菜と小麦粉を水で溶いた団子を入れたお椀料理です。今回は生地にマッシュポテトの粉を入れて作っていたため、歯応えがありながらも出汁のうまみが団子にしみ込んでいました。
食事の後は「深城ダム」を訪問しました。紅葉真っ盛りの山道を抜け、お目当てのダムに到着すると、ダムの従業員の方に案内され、水深50m地点までエレベーターで降下し、大量の水をせき止めるコンクリートの壁に圧倒されながらダムの内部を見学しました。
2日目は、猿橋から岩殿山登山ルート。
二日目には、大月市の観光名所を訪問しました。日本三奇橋の一つである猿橋では、川の美しい色と自然に囲まれた景観に癒されます。橋脚を使わず橋が架けられており、この構造は、猿が連なって川を渡った様子からヒントを得て造ったという地元の伝説があり、それ故に猿橋と名付けられました。紅葉とこの絶景を見るために沢山の観光客が訪れていました。
その後は、岩殿山へ。岩殿山は、8月の集中豪雨の影響で登山道が崩落してしまい、現在修復中のため入山禁止になっていますが、今回特別に入山許可をいただきました。麓から、片道40~50分ほどで到着できる初心者向けの登山でしたが、山頂からは大月市が一望でき、この旅一番の富士山を拝むことができました。