カラコロ工房

手作業の素晴らしさを体験

10代から30代の女性にとって、手作りのジュエリーやアクセサリーは長い間トレンドとして、人気を博しています。そして、近年その人気はさらに高まっています。その傾向を受け、日本国内では手作りのアクセサリー工房の数が大小ともに増えていっています。また、工房には食事や飲料のアウトレットを併設する施設もあり、多様化するニーズに応えています。

カラコロ工房は銀行の跡地に、大きな敷地を活かして作られました。その建物は、明治時代に政府や金融機関に用いられた、新バロック調の建築スタイルだとすぐに認識できます。当時の雰囲気を残しつつ、ネイビーを基調とするカラーリングで飾られた建物は、近くにある松江城など日本の古典的な建築にも見事に調和しています。

カラコロ工房の特徴はワークショップでハンドメイドの作品を作ったり、職人が作った作品を買うこともできます。ここにある幾つかの部屋は、自分でアクセサリー作りをするためのものです。また、ここにある作品は日本の伝統的な工芸品である「手まり」や「勾玉」を現代的なネックレスや編み物に見事にアレンジしています。

ワークショップの教室は3階にあり、多彩な手工芸を体験することができます。中でも人気なのは、勾玉と和菓子作りだそうです。特に、後者は松江では有名でレッスンは地域の和菓子職人によって開講されます。和菓子のレッスンは水曜日を覗いて毎日11時と14時から1日に2度行われています(要予約)。

メインの建物の後ろには、木陰があって休憩に最適な中庭があります。そこにはカフェがあり、ここで行われるワークショップもあります。カラコロ工房はベーカリーとレストランを併設していて、蕎麦を食べることもできます。また、工房の地下には銀行時代に使用されていた金庫があり、ミニミュージアムとして見学が可能です。アーチ型の天井は低く、見学するにはかがむことも必要になるかもしれません。

カラコロ工房へのアクセスはJR松江駅から7番のバスに乗り、「カラコロ工房前」で降ります。また、徒歩では駅から約25分、自転車では約10分と言う選択肢もあり、どちらも景色を堪能できるはずです。

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