焼山寺道

最後まで残った空海の道

四国巡礼を1番から廻れば、最初に遭遇するへんろころがし(難所)が焼山寺道と呼ばれる山道だ。四国霊場11番と12番を結ぶこの道は、弘法大師が歩いた道が残っているという。この日は11番札所(藤井寺)から、6.6km先にある柳水庵を往復してみることにした。

朝食をいつもより多めに食べ、飲料水と昼食(これも普段より多め)を携帯して歩き始める。春なのでお遍路さんやハイカーが少なくない。写真を撮りながら歩いているので、どんどん抜かれてしまう。実際は運動不足でバテているからなのだが。長戸庵(藤井寺より3.2km)までは少し登りがきついが、そこから先はなだらか。のんびりと写真を撮りながら進む。だんだんとおなががすいて、足が上がらなくなってきた頃、目的地である柳水庵に到着。時計を見るとほぼ12時。昼食を食べて10分ほど休憩し、11番に戻る。帰路はほとんど下りなので、楽に歩けた。焼山寺道は全長12.9kmの歩道だが、途中何箇所か車道と交叉するので、部分的に歩くこともできる。柳水庵の先でも車道と交叉しているので、続きはそこから。険しさもそこから。さて、次は何時歩こうか。

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