1943年に廃業した旧万世橋駅は、2013年改修され「マーチエキュート(mAAch ecute)神田万世橋」と呼ばれるショッピング&レストランを含む複合施設へと変貌を遂げた。旧万世橋駅は明治時代に建設され、1912年開業。1923年の関東大震災により大きく損傷し、その後の秋葉原駅開通でその役割を終える。そのため現在も残る旧駅舎1階部分のみが今回「マーチエキュート(mAAch ecute)神田万世橋」と名付けられた複合施設へと改修された。レトロな旧万世橋駅構内に出現した近代的スタイルのショッピング施設だ。
復活した万世橋駅
複合ショッピング施設「マーチエキュート(mAAch ecute)」として再オープンした旧駅舎

Manish Prabhuneによって
コミュニティライター

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JR秋葉原駅電気街口から徒歩4分、旧万世橋駅が見えてくる。未だ残る上部のレールは、時に車両駐車に利用される (著作権:Manish Prabhune)

JR秋葉原駅の開通で、万世橋駅の利用客数は激減した; しかし全盛期には大変美しい建物だった。なぜ関東大震災後修復されず最終的に1943年廃業に至ったのか納得できない (著作権:Manish Prabhune)

往年の万世橋駅の姿は、今では絵画か旧駅舎内の精巧な複製模型でしか見ることが出来ない。旧駅舎はショッピング&レストランの複合施設へと作り変えられた。この絵は上空から見たかつての駅舎を描いたものだ。大きな銅像や市街電車の通る様子が窺える (著作権:Manish Prabhune)

改修作業は2013年9月に終了し、長いトンネル型の建物の片側にはショップが入り、もう一方からは美しい川の景色が眺められる (著作権:Manish Prabhune)

アパレル製品だけでなく、観光土産に特化した商品も棚に並ぶ。まるで私の故郷、インドのムンバイにある英国スタイルの建物を使用したショッピング街のようだ。万世橋駅も東京駅のように原型を模して再建されればどんなに良かったか、と度々思う、なんといっても旧駅の設計は両駅とも辰野金吾なのだから。 (著作権:Manish Prabhune)

トンネル型の建物には川側にいくつかドアがあり、外に出ていろんな景色を眺められる。秋葉原側を眺めると、川の流れと、その上に架かる万世橋が見える (著作権:Manish Prabhune)

万世橋駅から見た秋葉原電気街 (著作権:Manish Prabhune)

トンネル型の「マーチエキュート(mAAch ecute)神田万世橋」入口には最初戸惑ったが、一旦足を踏み入れると中は広々として凝った作りだ。素敵な書店もあり、買い物客が腰かけてリラックスしながら手に取った本を読めるようになっている (著作権:Manish Prabhune)

万世橋と旧万世橋駅の存在には今まで気付かなかった。JRバスに乗った折たまたま改修工事の広告を見てその存在を知ったのだ。今後は、秋葉原の小型電子機器に殺到する人混みを逃れるため、繁々と通うことになりそうだ(実は私も電子機器が好きで、だからそもそも秋葉原に行くのだが)。 (著作権:Manish Prabhune)
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