長い間行ってみたかった、そしてあなたにも行ってほしい場所があります。それは横須賀美術館です。私は雑誌でこの美しい建築の美術館を知りました。初めて行ったとき、雑誌のとおり、それは目を見張るような美しさでした。完全に空と海岸が調和しており、そして背景の木々の緑とも合っていました。
この美術館は便利な場所にも有名な観光地にあるわけではありません。しかし、たとえバスやドライブの途中でも行ってみる価値はあります。私が行ったときには多くの来場者がありました。あまり利便性の良くない場所でも、この美術館が多くの観光客の関心をひきつける、ということを表しているのではないでしょうか?
もしここに、休日の昼食時に来るのならば、まず混雑している美術館内のレストランのウェイティングリストに名前を書くことをお勧めします。このあたりにあまりレストランはなく、館内のレストランは本格的なイタリアンを出すので、たとえ長い時間待つことになっても、美しい海岸を眺めながら本格的なイタリアンを食すことは価値のあることだからです。美術館内のイタリアンレストラン「アクアマーレ」は東京・広尾の有名レストラン「アクアパッツア」のオーナーシェフである日高良実氏によるものです。私は輝く海岸を見ながら、リーゾナブルでおいしい食事をとることができました。
レストランのウェイティングリストに名前を書いた後、私は展示を見に行きました。展示室はコレクションと特別展、そして谷内六郎館に分かれています。谷内六郎は郷愁を誘う古き良き日本を絵にしたこと知られており、週刊新潮の表紙を描いた人としも有名です。この戦後の古き良き日本の憧憬が描かれている絵画をみると、心安らぐことと思います。
それから特別展とコレクションを見に行きました。お気に入りの展示品を見つけることと思いますが、私はまず事前にインターネットで特別展のスケジュールを確認することをお勧めします。館内を歩いていると、あたかも空中を浮いているような、そして宇宙のどこかを歩いているような気がします。これはこの美術館の建築が近未来的な様式で、多くのガラスやブリッジを使っていたからだと思います。
展示を楽しんだ後、私は外を歩きました。遊歩道と屋上の庭園があります。そこから大小の貨物船がゆっくりと東京湾を行きかう、美しい眺めを楽しむことができます。それはあたかも時間がここで止まっているようでした。私は完全に魅了されてしまったようです!