福井・越前和紙「岩野平三郎製紙所」

日本画用和紙漉きの日本随一のブランド

福井県越前市に在る「岩野平三郎製紙所」は福井県のみならず日本国内でも最大の和紙製造所である。書道用紙、版画用紙のほか襖紙、壁紙などの日用使いの和紙を製造する。中でもこの工房の輝きは日本画紙である。初代岩野平三郎は越前和紙の伝統技法を継承し越前和紙古来の紙漉き模様「打雲・飛雲・水玉」を蘇らせたほか、麻紙を研究して越前和紙による日本画紙「雲肌麻紙」を発明した。これにより人間国宝に。以来、横山大観などの日本画の巨匠達と交流する中で製紙研究を続け、近代日本画の発展に多大な功績を残した。その技術は今に継承されている。

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