富士登山 (著作権: Ryan / Unsplash.com)
富士登山 (著作権: Ryan / Unsplash.com)

富士登山のためのガイド

富士山に登るために知っておくべきことのすべて

注意

The Mount Fuji trails officially open from July 1st (Yoshida Trail) and July 10th (others) and remain open until September 10th. Check the latest climbing status.

Latest on 富士山

標高3776mの富士山は日本で一番高い山であり、近年世界遺産に登録されました。日本風景の上にそびえ立ち、日本人の意識の中でも大きな存在であり、数え切れないほどの芸術作品、物語、歌に登場しています。多くの人にとって、富士山を眺めることは楽しいことですが、象徴的な山頂までのトレッキングは忘れられない思い出となるでしょう。

富士山に登る時期は?

富士山の登山シーズン:7月1日から9月10日

2019年追記:山頂付近の小規模な岩石滑りにより、吉田ルートの全面開通が7月9日まで遅れました。

富士山の正式な登山シーズンは、7月1日から9月10日頃まで。

その間、山頂までの登山道は自由に利用でき、山小屋なども営業しています。9月末まで営業している山小屋は1〜2軒ありますが、一般的には9月後半になるとほとんど閉まってしまいます。

9月下旬には斜面の上部に雪が積もり始めるので、登山道は完全に閉鎖されます。オフシーズンに登山が許されるのは、経験を積んだ登山家だけであり、冬の登山を希望する方は、山梨県と静岡県の許可を得なければならず、危険で技術的な登山の準備が必要です。

富士山の登山ルート

富士山の山頂への登山ルートは4つあり、それぞれのルートは山の斜面にある異なる場所からスタートします。

吉田ルート

吉田ルートは一番人気の登山道で、標高約2300mを起点とする山梨県にあるたった一つのルートです。スタート地点は、やや紛らわしいですが富士スバルライン5合目として知られています。東京の新宿駅から来るバスのほとんどがここに到着し、5合目にはレストランやトイレ、登山用品やストック、缶入り酸素などの売店があり、人数に応じたサービスを提供しています。山を登っていくと、山の上、吉田ルートの7合目と8合目の間には最も多くの山小屋が集まっています。また、ご来光を見るには、山の縁のこちら側がベストです。

須走ルート

静岡県にある富士山の南東側から始まる須走ルートは、5合やや低めの標高2000mに5合目があります。須走ルートは8合目あたりで吉田ルートと合流。それまでは比較的混雑していません。ここの5合目は、富士スバルライン5合目に比べてサービスが少なく、トイレ、2つの小さなレストランや売店、駐車場があります。このコースのハイライトは、上の斜面の典型的な不毛な岩の風景にたどり着く前に、森の風景を登り始めに見られるところです。

御殿場ルート

御殿場ルートは、静岡県にある山の南東側からスタートします。御殿場5合目の標高は1400mしかないため、ここから山頂までの道のりは最も長くなります。御殿場5合目は、4つの登山口の中でも最も整備されていない場所のひとつで、小さな駐車場と売店、簡易トイレがあるだけです。そのルートには比較的山小屋が少なく、7合目と8合目の間にだいたいがあります。このルートはおそらく溶岩のような景観と、「大砂走り」と呼ばれる、下山時に長い砂利道を滑り降りることができる場所としてで知られています。

富士宮ルート

富士宮ルートは、4つの登山ルートの中で最も南に位置し、西日本からの旅行者にとって最もアクセスしやすいスタート地点です。4つの登山口の中で2番目に整備されており、お店、レストラン、トイレ、広い駐車場、三島など東海道新幹線の駅への直通バスなどがあります。標高2400mからスタートするこのコースは、山頂までのコースの中では最も短いですが、山頂に到着するまでの間、朝日が全く見えない唯一のコース。ルート上には約6つの山小屋があります。

登山計画にあたって

富士山への登山は、軽い気持ちで行うべきではありません。事前にしっかり準備をしておけば、日本で最も感動的な山に安全に楽しく登ることができます。

時期

富士山の登山シーズンは2ヶ月間に渡りますが、登山計画を立てる際に考慮すべきある条件があります。

7月上旬は、山頂付近の登山道がまだ雪に覆われているかもしれません。この時期は、山頂での寒さに備え、アイゼンや冬用の丈夫な靴を用意するとよいでしょう。

8月のお盆休みには、平日でも登山道が非常に混雑します。山小屋は予約でいっぱいになることが多く、ご来光登頂を目指すハイカーが多いため、登山道の後半部分は非常に時間がかかります。

富士山のハイキングを計画する上で、やや混雑しない時期としては、日本の学校が休みに入る前の7月中旬や、8月下旬から9月上旬頃。

また、山の上で夜を明かすか、1日で登頂を目指すかも、ハイカーにとって考慮すべき点です。最もポピュラーな吉田ルートであれば、往復で約9〜10時間かかります。

午後遅くに到着し、夜は山小屋で過ごして午前2時か3時頃に起き、日の出に間に合うように最後を登りきるハイカーもいます。また、他にも早朝に出発して、昼過ぎに山頂で景色を楽しみ、午後遅くか夕方近くに下山して近くの街に戻ることを好むハイカーも。

天候への配慮

富士山は非常に巨大なため、山頂には独自の識別可能な気象パターンがあります。麓と山頂では、最大で20℃の差があることもあります。5合目では晴れていても、山頂では寒かったり、雨が降ったり、冬のようなコンディションになることもあるので、準備をしておくのが賢明です。

最新の天気予報は、気象庁のホームページで確認でき、富士山の状況が毎時報告されています。

山小屋の予約

山での宿泊を選択した人は、選んだトレイルにある山小屋に予約する必要があります。

夏の登山シーズンの山小屋の予約は4月1日から。山小屋のスペースは限られており、富士登山はますます人気が高まっているため、失望を避けるためにも、できるだけ早く予約することをお勧めします。

ほとんどの山小屋は、電話で予約することができます(日本語のみ)。英語を話せるスタッフがいる山小屋や、英語でのオンライン予約が可能な山小屋もあります。

予約の際にクレジットカードの番号を求められることがありますが、山小屋の支払いはすべて到着時に現金のみで支払わなくてはなりません。

全4コースの山小屋のリストは、富士山登山公式サイトに掲載されています。

必要なもの

富士山のハイキングは公園の散歩のように楽なものではありませんが、特別な装備が必要なわけでもありません。

あらゆる天候に対応できるように、重ね着をするのがベストです。標高の低い場所では、スタート時は暖かくても、山頂はとても寒いことがあります。日焼け止めや冬用の帽子や手袋も用意しておきましょう。

さらに、日中の登山では以下の必需品を持ち歩くとよいでしょう。

  • 快適なザック
  • 水筒
  • 高エネルギーのスナック
  • 救急箱(日焼け止めを含む)
  • 小型の懐中電灯と予備の電池(暗闇での下山用)
  • サングラス/帽子

夜間での登山には以下も必要です。

  • ヘッドランプと予備の電池(夜間の登山には必須、両手が空くので懐中電灯よりも好ましい)
  • 山頂付近でのさらなる防寒着の検討

お金について

ルートによっては、自動販売機や飲み物や食べ物を販売する小さな小屋がたくさんあります。

飲み物や食べ物を買うときや標高の高い場所にある有料トイレのために、小銭を多めに用意しておくとよいでしょう。

富士山に登るための公式の入場料はありませんが、登山口では安全と保護のための正式な寄付1,000円を受け付けています。寄付をすると小さなお土産ももらえます。

水の量は?

少なくともある程度の水(例:500ml×2)と、途中で買い足せるだけの現金を持ち歩くのがベストです。遠征中の水分補給は絶対に必要ですが、重さが足手まといになってはいけません。自分の体力や、暑さの予想なども考慮してください。

水のボトルは登れば登るほど500円になるなど、地上でのコストに比べて何もかも高価になるので気を付けてください。

初心者へのアドバイス

富士山に登るのが初めての方は、山頂を目指すことに怖さとワクワク感を感じるかもしれません。以下の過去に登った人たちのアドバイスを参考にしてみてください。

  • 焦らないこと。高山病は、年齢や体力に関係なく、誰もがかかる可能性があります。

          -ゆっくりと一定のペースで進み、各合目で休息をとるなどして、体を標高に順応させましょう。

          -必要に応じて小型の携帯用酸素ボンベを用意しておきましょう。

          -体調が悪くなった場合は、恥ずかしがらずに標高の低い場所に移動してください。

  • 出発前に必ず天候を確認してください。想定されるすべての状況に対応できるように準備してください。重ね着は非常に重要です。
  • 丈夫な靴、できればハイキングシューズや丈夫なスニーカーを履きましょう。日本人の中にはビーチサンダルで登った人もいますが、怪我をしないためにも準備しておいたほうがいいでしょう。
  • 登山用の杖を購入し、各ステージで焼き印を押してもらうと、忘れられない登山記念になります。
  • 日の出の写真を撮るために、予備の携帯電話の充電器を用意しましょう。山小屋で目が覚めたときにバッテリーが消耗していた、なんてことは避けたいものです。

安全について

多くの日本人登山者のザックには熊鈴が取り付けられていますが、日本の一部の地域とは違い、富士山では熊の心配はありません。それよりも心配なのは、岩の多いでこぼこ道での怪我や高山病の可能性です。

万が一、下山できない状態になった場合は、救急隊を呼ぶ必要があります。吉田ルートの場合、連絡先は富士山五合目総合管理センター(05-5572-1477)です。他の3つの登山道では、警察(110番)や消防・救急(119番)に連絡してください。

上記の方法が不可能な場合は、最寄りの山小屋に助けを求めてください。

富士山へのアクセス

吉田ルートへのアクセス

登山シーズンには、新宿駅に隣接する新宿高速バスターミナルから、吉田トレイルのスタート地点である富士スバル5合目までの直通バスが運行しています。所要時間は約2.5時間、料金は2900円(子供は1450円)。チケットは高速バスのウェブサイトで予約できます。

須走ルートへのアクセス

御殿場駅から須走5合目行きのバスは、登山シーズン中毎日運行しています。登山シーズン以外は週末のみの運行となります。所要時間は約1時間、料金は1540円です。御殿場駅から登山口までは、7:35から18:25まで1時間に1本(通常、毎時35分発)運行しています。帰りは5合目から8:45~19:45に運行しています(通常は毎時45分発)。

御殿場ルートへのアクセス

御殿場駅から御殿場の登山口までは、本数は少ないですがバスが出ています。1日6便で、始発は7:30、最終は16:05です。逆の御殿場駅行きのバスは1日6便で、始発は9時15分、終発は17時45分です。所要時間は30分、料金は片道1100円(往復で1540円)です。

富士宮ルートへのアクセス

富士宮登山口は、西日本から最もアクセスしやすい場所にあり、新幹線駅の三島駅と新富士駅からバスが出ています。三島駅(こだま、ひかりの両新幹線が停車)からは2時間、2460円(往復3100円)です。こだまが停まる新富士駅からは、2時間半で2380円(往復3100円)です。JR東海道線の静岡駅、富士駅、JR身延線の富士宮駅からもバスが出ています。

詳細情報

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