スターバックスはついに、日本で最後の未開の地へと足を踏み入れた。
鳥取県―そこは、スターバックスの店舗がない唯一の県として知られてきたが、先日5月23日土曜日、そんな鳥取県にも、待望の鳥取一号店がオープンした。
日本で最も人口が少なく、雄大な砂丘で知られる鳥取県に初のスターバックスができるということで、胸を躍らせた1,000人以上の人々で店の前に行列ができた。中には前日から並ぶ人もいたほどだ。
スターバックスが日本で一号店をオープンさせたのは1996年のこと。以来、絶大な人気を誇るスタ―バックスが鳥取にないという事実は、以前から人々の間で話題になっていた。鳥取の平井伸治知事が「鳥取県には、スタバはなくてもスナバ(砂場)はある」という名言を残したことは、今でも記憶に新しい。
鳥取県民のお目当ては、スターバックスのコーヒーだけではなく、タンブラーやマグカップといった、鳥取一号店のオープンを記念する限定グッズも注目されていた。
日本のスターバックスは、多様なグッズを揃えていることで知られている。地域限定品に加えて、最近では2015年バレンタインシリーズや、2015年さくらシリーズなどを期間限定で販売している。それらはかなりの高額でネットオークションにかけられるが、熱狂的なファンの間では、そういったグッズへの需要はやまない。
もちろん、鳥取のケースも例外ではない。地域限定で出されたオープン記念のタンブラーやマグカップは初日で完売し、さっそくオークションに出されたのだが、その額は最高で28,000円にも達した。
この鳥取スターバックス一号店は、JR鳥取駅そば、シャミネ鳥取に入っている。