大阪　ユニバーサル・スタジオ・ジャパン

ローラーコースター狂もそうでない人も、休日に一人で、または家族や恋人と一緒に出掛けるのに絶好のスポットが大阪にある。ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)だ。11月15日から1月6日にかけ、このテーマパークはユニバーサル・ワンダークリスマスと銘打ち、クリスマスイリュミネーションに彩られる。そこはまさに夢のような別世界だ。2012年のテーマ別世界アトラクションパーク入場者数レポートによると、USJは上位25社中の9位にその座を占めている。昨年の来場者数は970万人だった(1位はフロリダのウォルト・ディズニー・ワールドにあるマジック・キングダムで、来場者数は1,750万人)! 今年は行けない、という人も、2014年後半にハリー・ポッターの魔法の国がオープン予定なので乞うご期待だ。

USJのアトラクションは9つのエリアに分かれている: ハリウッド、サンフランシスコ、ニューヨーク、ジュラシック・パーク、スヌーピー・スタジオ、ハロー・キティ・ファッション・アベニュー、セサミ・ファン・ストリート・ゾーン、アミティ・ビレッジ、ラグーン&ウォーターランドだ。メインストリートはロデオ・ドライブ と呼ばれ、有名なビバリー・ヒルズのショッピング・ストリートと同じ名前が付いている。本物のロデオ・ドライブに行ったことがない人も、映画「プリティ・ウーマン」でジュリア・ロバーツが高級品を買おうとさ迷い歩いた通り、といえば分かるだろう。

広大なテーマパークでは素晴らしい乗り物やショーが楽しめる。私たちのお気に入りはハリウッド・ドリーム・ザ・ライド で、テーマパークに足を踏み入れると、正門の真上を走っているのが見えるはずだ。これに乗るにはまず 全ての 持ち物をロッカーに入れなければならない。カメラを持って行きたくても、大勢のスタッフが列に並ぶ客の持ち物を目を光らせて見張っている。乗っている間に引っかかったり落下するようなものは危ないのだ。いざ乗り込む際にはシートベルトを着用する間に乗車中に流れるBGMを選べるようになっている。しっかり掴まってスリルを楽しもう! 何度も繰り返し乗りたくなるに違いない。2番目に気に入ったのがスペース・ファンタジー・ザ・ライド だ。BGMの「カワイイ」音楽やプラネタリウムの装飾、途中行われる記念写真撮影等に騙されてはいけない。これが平凡でありきたりな女の子向けの乗り物だなどと舐めてかかれば大変な目に遭う。これはアメリカで私が体験したどんな乗り物も及ばぬほど驚きに満ち、ありえないすごさだった。中身は想像にお任せするとして、とにかく長い行列に並ぶだけの価値はある。3番目のお気に入りはアメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ザ・ライド だ。これは4Dのアトラクションで、記者に扮した乗客を危険なニューヨークの真っただ中に送り込むというものだ。このスパイダーマンさながらのアドベンチャーには驚かされること請け合いだ。

私たち家族は南カリフォルニア出身で、滅多にホームシックにかかることはないが、故郷のロサンゼルスから5,451マイルも離れているのはさすがにこたえる。だから少しでもカリフォルニアを連想させるものに日本で出会うと本当に興奮する。ここでUSJが私たちのホームシックを見事に解消してくれたと言えてとても嬉しい。また近いうちに新幹線に飛び乗り、大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンに行ける日が本当に待ち遠しい。