平成が終わり令和になった今日、平成最終日には平成時代を振り返った人もいるのではないでしょうか。
平成初期に登場した「木更津キャッツアイ」「氣志團」で知名度を上げた千葉県木更津市は、バブル崩壊の影響で2000年初期から経済的に伸び悩んだ時期があり、何かと「平成の街」というイメージが強い街ですが、昨今、電子地域通貨「アクアコイン」、オーガニック食材の生産を軸にした政策「オーガニックなまちづくり」、そして「三井アウトレットパーク木更津」などで再び注目を集めています。
街が盛り上がっていく中、近頃では過去の賑わいを取り戻したかのように、木更津駅前には飲食店が数多く軒を連ねています。中でも「タジン鍋」をメインに出すお店が4月にオープンしたとのことで早速行ってみました！
■駅前にひっそりと佇む隠れ家的なお店
今回伺った「タジン鍋と串焼きの店 じんた（以下：じんた）」は、JR木更津駅東口から徒歩約3分ほどの路地裏にひっそりと佇んでいます。店内にはカウンターとテーブル席の広々とした空間が広がっており、大衆居酒屋が多い木更津駅前には珍しく、お洒落なカフェに近い店内でゆったりとした時間が過ごせそうです。
■素材の味を最大限に引きだす「タジン鍋」とお店オリジナル味噌ソースで頂く「串焼き」
北アフリカ発祥の「タジン鍋」は、とんがり帽子のような蓋がかわいいお鍋でお肉やお野菜を蒸して食べる料理です。そのため素材の旨みが凝縮されてお野菜は芯まで柔らかく、お肉はプリプリの状態で頂けます。また油を使わないため、幅広い層が楽しめます。「じんた」のタジン鍋では、2つのソースが選べます。今回私がチョイスしたのは「明太ソース」と「おろしポン酢」というコッテリとサッパリ2種類の王道ソース。そして注文したのはプリプリの鶏肉が人気の「じんたのタジン鍋（980円：約2人前分）」。一見すると小ぶりな鍋ですが、いざ食べてみるとお肉はプリプリで大振り、野菜はしんなりと柔らく、かなり満足感がある1品です。店舗の方に聞いてみると、野菜は繋がりのある地元の農家さんから仕入れるらしく、細部にまでこだわっています。
次はお勧めの「串焼き」。こだわり野菜を豚肉で巻いた「肉野菜巻き」を、お店オリジナルの味噌ソースで頂きました。オーナーが以前、焼き鳥屋で働いていたこともあり、焼き加減が絶妙で中も外もジューシーな串焼きを頂くことができました。
三井アウトレットパーク付近で選ぶお店に困ったら、素材の味を最大限に引き出す「タジン鍋」とプロの「串焼き」が楽しめる、木更津唯一のお店に是非寄ってみてはいかがでしょうか？
