醍醐の紅葉

太閤秀吉が遺した忘れ形見

京都府下最古の建造物とされ日本三大名塔の一つ、醍醐寺の五重塔。数々の国宝級の伽藍がその広大な境内に建ち並ぶ。

醍醐寺も他の寺社に違わず、栄衰の歴史を繰り返して来た。時の権力者や政治の中心にあった人物との親交も深かった影響で善きも悪しきもその影響を多分に受けている。応仁・文明の乱の戦火にあっては(幸い下醍醐の五重塔は難を逃れた)その余波を受け下醍醐の伽藍はほとんど焼失してしまった。その窮地を救い伽藍の復興や寺の整備に協力したのが太閤秀吉。醍醐寺の代名詞になった「醍醐の花見」を機に復興を遂げたことはあまりにも有名だ。その太閤も「醍醐の花見」の終わった直後の夏に62歳で没し、今回紹介した紅葉を観賞する事が叶わなかった。紅葉は一年中で一番、鮮やかで美しい季節。その季節は儚くも一瞬で過ぎ去る。人の生涯も似ているのかもしれない。醍醐寺の桜と紅葉は幾人の生涯を見て来たのだろう。

行き方

電車でのアクセス

1. JR京都駅から東海道本線(湖西線)で山科駅にて市営地下鉄東西線に乗換、醍醐駅下車

2. JR京都駅から奈良線で六地蔵駅にて市営地下鉄東西線に乗換、醍醐駅で下車

バスでのアクセス

1. 京都駅八条口H4乗り場より乗車、バス停「醍醐寺」下車

2. JR山科駅 1番バスのりば(22、22A系統) 京阪バス乗車バス停「醍醐寺前」下車

3. JR六地蔵駅 2番バスのりば(22、22A系統) 京阪バス乗車バス停「醍醐寺前」下車

マイカーでのアクセス

1. 名神高速「京都東IC」から約20分

2. 名神高速「京都南IC」から約30分

3. 阪神高速「山科IC」から約15分

4. 京滋バイバス「宇治東IC」から約25分

詳細情報

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