日本橋は1603(慶長8)年に、徳川家康の全国道路網整備計画に際して架橋されました。現在の橋は、家康時代から数えて19代目にあたります。1604(慶長9)年、日本橋のたもとに五街道の起点が定められてから現在に至るまで、ここに日本の道路元標が置かれています。
日本橋と言えば、今も昔も、活気ある商業地区として知られています。1805(文化2)年の『熈大勝覧(きだいしょうらん)』という絵巻には、大江戸八百八町を行き交う人々の姿が、生き生きと描かれています。この絵巻の複製パネルは、東京メトロの三越前駅、地下コンコースの壁面に展示されていますますので、ぜひ立ち寄ってみて下さい。また近くには、古くて新しい日本の粋を感じる商業施設・コレド室町があります。お土産ものの他、レストランやカフェも充実しています。