筆者は横浜出身の人間ですが、なぜか日本に数年間しか滞在していないドイツの友人からこどもの国を勧められました。それがなぜかということがよくわかりました。ここは子どもや子どもの心を持つ大人にとってもパラダイスのような場所なのです!ただの大きな自然公園ではなく、多くのアトラクション、乗り物からプール、アイススケート場まであるのです。
この公園は興味深い歴史があります。こどもの国は1965年、青葉区奈良町に天皇陛下と皇后陛下のご成婚を記念して開園しました。お二人が結婚の折り、国民から寄せられたお祝金の使途について、「子どものために使ってほしい」と希望されてできたのです。
ここでは、自然はよく手入れされ、建物はきれいに保たれ、そして新しい遊具も少しずつではありますが増えています。今でも多くの人が訪れている理由でもあります。この公園を楽しむには、1日では足りないでしょう。
まず子どもと私は大きな正面広場を抜け、緑の道をすすみ遊園地エリアに来ました。この小さな遊園地はみなさんがよくある遊園地でみるようなものと違います。乗り物は多くはないですが、すべて皆さんの体を使う乗り物なのです。この公園の目的は子どもの心と体の健全な育成であることがよくわかります。体を使うので疲れますが、子どものように楽しめること請け合いです!
それから通りは牧場へと続きます。そこで新しい遊具、「モーモードーム」を見つけました。それはいくつかのとても大きくてかたい風船が地面にあるようなもので、多くの子どもたちがそのうえで飛び跳ねて遊んでいました。子どもたちはここから離れたがらないので、みなさんはここでは待つはめになること請け合いです。この牧場ではほかに牛や羊に餌をあげたり、仔馬に乗ることもできます。ミルク工場もあるので、ぜひ新鮮な牛乳から作られたおいしいソフトクリームを食べてください。
このほかにもフィールドアスレチックやロング滑り台、SL機関車、園内バス、ボートなどたくさん遊ぶことができます。とてもたくさんありすぎて、すべて書ききれません。もし皆さんが行かれるならば、たくさんの種類の花も中央広場に見ることができますし、ほかにも美しいガーデンや温室、森などだけでなく、季節によって梅、桜、椿の花も見ることができます。
私は動物を見て楽しんでいる若いカップルや、公園内をジョギングする大人、中央広場で大道芸をみる老夫婦なども見かけました。暖かい太陽の下、芝生にテントを広げ寝転がりのんびりしていた家族もいました。こどもの国は子どもだけでなくおとなにも楽しめます。もし自然が恋しくなったら、横浜のオアシス、こどもの国にお出かけください。