夜の赤レンガ倉庫

幻想的な赤レンガ倉庫でロマンティック・ディナーを楽しもう

横浜の赤レンガ倉庫は、近代的なビルが立ち並ぶ横浜ベイエリアの中で、唯一レトロ感漂う建物だ。

湿度が高く、常に地面が揺れている (地震で) 感のある日本では、レンガ造りの建物はまれだ。にも関わらず、江戸時代末期から明治初頭にかけて (19世紀前後)、日本各地で次々とレンガ造りのビルが建てられた。

これには訳がある。平侍から明治政府要人に成り上がった進歩的な政治家たちが、西洋から来たものはすべて日本より進んでいて、日本の近代化にはレンガ造りが不可欠だ、と固く信じていたからだ。横浜赤レンガ倉庫はそんな時期 (1911年) に、国の保税倉庫として建築された。しかし1923年に日本を襲った関東大震災によって倉庫は半壊するに至る。以来日本では、レンガではなくコンクリート製のビルを建設するようになった。

とはいえ、そんな風に日本が近代化に猛進した時代があったからこそ、現代に生きる私たちはレトロでロマンティックな赤レンガ倉庫を満喫できるのだ。スタイリッシュでファンキーなお店やレストランがぎっしり詰まった赤レンガ倉庫は、横浜ベイエリアの名物の一つとなり、若者にも大人気のデートスポットとして今なお存在し続けている。

(新型コロナウィルス感染拡大に伴う政府の緊急事態宣言を受け、横浜赤レンガ倉庫は2020年4月8日から当面の間、全館臨時休業となっています。再開予定についてはホームページをご確認ください。)

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