日本大通の銀杏の葉が黄色に変わると、横浜にも秋がやってきます。黄葉のトンネルは、青空の下の黄金色、雨にぬれるレモン色、夜の街灯に照らされる黄緑色と、日により、時間により、様々な表情を見せてくれます。この銀杏の並木道は、1870(明治3)年に、横浜公園と象の鼻波止場(現・象の鼻パーク)を結ぶ街路として完成しました。神奈川県庁(通称:キング)、横浜税関本館庁舎(通称:クィーン)、横浜開港記念館(通称:ジャック)、横浜地方裁判所、横浜開港資料館などの古い建物が並ぶ官庁街の道に、おしゃれなカフェが点在し、素敵に街の雰囲気にとけ込んでいます。平日はオフィスで働く人々が中心のこの道も、日曜日の朝は、のんびりと散歩をする愛犬家や、オープンカフェで朝食をとる人々の社交場となります。