箱根湿生花園

初夏の湿生植物と高山植物

箱根は首都圏に比較的近く交通機関の発達した日本を代表する観光地です。箱根の温泉は東日本の中で第二位の人気があります。箱根周遊は小田急などのバス会社が発行している一日パス、周遊パスを購入すると、スムーズに各観光施設を周る事が出来ます。ただ、公共交通は本数が限られているので、車が便利です。

箱根町立箱根湿生花園は、神奈川県足柄下郡箱根町仙石原にある植物園です。総面積3万㎡の広さですが、3分の一は各種の湿生植物、高山植物の見本、残りが湿原、草原です。また売店や喫茶のほか、展示室といった施設も付帯した日本で初めての湿生植物園です。水湿地に生育している植物、低地から高山まで日本の各地に点在している湿地帯の植物200種のほか、草原や林、高山植物1100種が集められ、その他珍しい外国の山草も含め、約1700種の植物が四季折々に花を咲かせています。

日本人はせまい地域に沢山の植物を並べる箱庭が好きです。この植物園は広大とはいえませんが、箱庭のようなに雰囲気です。わたしがここへ行くのは3回目ですが5月下旬は初めてです。今回はベストシーズンらしく沢山の中高年の方々が訪れていました。山野草を好む中高年には興味深い植物園ですが子供たち、若いカップルにとっては少々退屈かもしれません。ただ、植物園の周りは広い湿原、その周りには箱根の山々が遠望でき、関東では珍しい風景です。

今回はヒマラヤ原産の青いケシを見ることが出来ました。またニッコウキスゲ、ハマナス、 コマクサ、カキツバタ、サクラソウ、クリンソウなど沢山の山野草が咲いていました。また、木々の間で「キーン、キーン」と声がするので、その方向をみると、雄の雉がいました。初夏に一度箱根仙石原に足を延ばして下さい。

0
0
この記事は役に立ちましたか?
JapanTravel.com のサービス向上にご協力ください。
評価する

会話に参加する

Thank you for your support!

Your feedback has been sent.