この寺は、聖山・白山の麓に位置している。かつてこの聖なる山、白山全域が、48社36堂から成る巨大宗教都市を形成していた。平泉寺白山神社は、8世紀に泰澄大師(たいちょうだいし)により建立されたが、残念なことに1574年(天正2年)に興った一向一揆による焼き討ちで僧兵側が敗北し、殆どが破壊・焼失した。幸い平泉寺白山神社は、今日までその美しい姿を留め、観光客の目を楽しませている。特に素晴らしいのが、天空高く聳える荘厳な杉の木と、美しく苔生した境内である。早朝もしくは薄暮の訪問がお薦めだ。太陽の光で微妙に変化する、緑の苔の絨毯の風情を心ゆくまで堪能することができるだろう。えちぜん鉄道勝山駅よりバスあり。
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