京都東山の山裾に立つ禅林寺、通称・永観堂は、上下の諸堂を結ぶ回廊巡りが楽しいお寺です。回廊の始まりは、庭を取り囲む水平方向の広縁です。足の裏に木のぬくもりを感じながら、鶯張りの廊下を、奥へ奥へと進んで行きます。回廊は左右に折れながら、まるで迷路のように続いていきます。そして、水琴窟の前で左右に分かれます。左手には、緩やかに屈曲した龍の背骨の下を歩くような階段、臥龍廊。階上には、京都市街が見渡せるすばらしい眺めの開山堂があります。戻って右手に進めば、阿弥陀堂。後ろを振り返って『永観、遅し。』と慈悲の言葉をかけた「みかえり阿弥陀」が安置されています。お庭と多宝塔の動画はこちらからご覧ください。
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