京都東山にある知恩院は法然上人と阿弥陀如来を本尊とする浄土宗の総本山である。比叡山延暦寺で修行を積んだ法然は現在の知恩院御影堂辺りに住房を構えた。これが知恩院の開祖となる。法然の唱えた思想は当然ながら奈良興福寺などの旧仏教勢力からすさまじい糾弾を浴び弟子の不始末の言質を取られて四国に流罪となった。75歳の時である。許され4年後に戻るが80歳で入寂。知恩院が現在のような広大な規模になったのは江戸時代においてである。徳川家康の厚い庇護を受け、大きく発展した。ちょいんさんの名前で親しまれている寺である。
京都「知恩院」参詣-1
下段

Shozo Fujiiによって
コミュニティライター

知恩院内は石段が多いのでこの人力車は内部には入れない

三門。元和7年(1621)、徳川二代将軍秀忠公の命を受け建立された。平成14年に国宝に指定

この門をくぐると正面に国宝「三門」が見えてくる

御影堂とともにこの三門も現在修復中である

一般には寺院の門を称して「山門」と書くのに対し、知恩院の門は、「三門」と書く。これは、「空門(くうもん)」「無相門(むそうもん)」「無願門(むがんもん)」という、悟りに通ずる三つの解脱の境地を表わす門(三解脱門:さんげだつもん)を意味するのである

三門右側の石畳の緩やかな段を登ると三門の横が見える

閉門は意外と早く、午後4時半に閉まる。だから奥の御廟は4時頃には見終えて下山してこなければならない
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