天空の宗教都市、壇上伽藍と奥の院

弘法大師はまだ生きている?

Masayoshi Hirose   によって

「奥之院」と「壇上伽藍」の二大聖地と大小様々な寺社で構成された真言密教の聖地、高野山。国内だけでなく、海外からも数多くの観光客が訪れる。

弘法大師が真言密教の道場を開くうえで一番初めに着手したのが壇上伽藍。境内には根本大塔、金堂など19の巨大な建造物が建ち並ぶ。そしてもう一つの聖地は一の橋から弘法大師御廟までの約2km、石畳が敷き詰められた参道が続く奥の院。杉の大樹に覆われた半日陰の参道は夏でも涼しい。ここは弘法大師が高野山へ最初に入定された地でもある。ちょうどこの奥の院の水向地蔵で水を手向けている時、不思議な籠を僧侶一人が先導して、二人が前後に担いで後に続くのが見えた。これは「生身供 (しょうじんぐ)」と云う儀式。高野山では弘法大師は今も生きているとされていて維那(いな)と呼ばれる弘法大師の世話係を代々行なってきた僧侶が先導し、瞑想中とされる御廟の中に入っていくのだ。この儀式、弘法大師の死後もずっと続けられ1200年もの間、欠かされた事がない。当然、精進料理だろうと思いきや、なんとパスタやシチューなど洋食メニューもあると云うから驚いた! ちなみに弘法大師が入定した日には、毎年衣類も届けられている。※御廟内はもちろん撮影&立ち入り禁止なので注意して欲しい。

行き方

高野山奥の院

南海高野線極楽橋駅から高野山ケーブルで5分、高野山駅で南海りんかんバス奥の院前行きに乗り換えて25分、終点下車、徒歩10分

この記事は役に立ちましたか?

編集の提案

0
0
Masayoshi Hirose

Masayoshi Hirose @masayoshi.hirose

I was born in and grew up in Kyoto in 1960, and currently live in Ehime. About ten years ago I developed interest in photography, and now as an avid photographer, I drive around Japan (mostly western parts of Japan) when I have time, and enjoy mysterious natural phenomena such as sunrises, sunsets, sea fog and sea of clouds. My dream is to capture impressive, picturesque scenes. I'd like to take photos that will remain in people's minds forever. It would be my greatest pleasure if my photos entice people around the world to come visit Japan and enjoy her beauty! 1960年京都市に生まれ育ち、現在は愛媛県在住  約10年前、写真に興味を持ち始め、今は時間があれば日本各地(主に関西より以西)を車で旅しながら朝陽や夕陽、海霧、雲海などの不思議な自然現象を楽しんでいます。偶然行き合わせた千載一隅のような日本らしい土地柄、そしてたとえ観光地であってもあまり知られていないような隠れたスポットなどを中心に紹介したい。私の理想は心に残る印象的で絵画のような写真を撮る事。いつまでも見る人の心に残るような絵作りをしたいと思っています。私の写真が一人でも多く、これから日本を旅する方の参考になればこの上なく嬉しい限りです。