歩くだけで楽しい 宮島の参道と小路

神の島に作られた道

宮島は古来神域として守られていたため、人が渡ることは許されていませんでした。通常は対岸から弥山を遥拝し、特別な場合にのみ、厳重な潔斎をした神職が上陸して祭儀を執り行ったと伝えられています。人が住み始めたのは鎌倉時代末期になってからのことで、宮島の参道や小路はそれ以降に、徐々に作られていきました。にぎやかな商店街がある表参道や、江戸時代の町家が残る町家通り、神職たちの屋敷が残る滝小路、手作りのみやげ物屋が並ぶ紅葉谷公園への小道など、それぞれに個性があります。宮島では観光名所ばかりでなく、島に作られた信仰の道と、そこで暮らす人々の生活の息づかいを感じながら、楽しく歩くことができます。

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