ニューヨークの地ビールを飲みながら、本場アメリカのハンバーガー、ピザ、サラダを食べる。 ”ニューヨーカー”気分を味わいたくなった時は、新宿の丸井アネックスB1にあるるBrooklyn Plarlorがおすすめだ。日本では地ビールの楽しみ方はまだまだ浸透していないが、これから流行ることは間違いないだろう。
その前に、ここで感動した”地ビール体験”を紹介しよう。大きいサイズの定番ビール、”Brooklyn Local(750ml)”は、3,400円と少々値は張るが試してみる価値はあるだろう。ビールを注文すると、ウェイターが目の前でまるでシャンパンボトルの様なビールの栓を開けて注いでくれる。
このBrooklyn Localには2種類の味がある。私が飲んだ軽めのタイプは、市販のラガービールより少し甘みとドライさが強く、癖になる味だ。
もう少し手軽にニューヨークの味をトライしたい方には、ニューヨークの醸造所で作られたBrooklyn Lagerをドラフトビールで味わってみてはいかがだろうか。他にも軽めな後味の小さいサイズのボトルビールや通常サイズも取り揃えている。
メニューは日本語と英語で書かれており、本場アメリカンスタイルのハンバーガー、ピザ、サラダ、魚料理、肉料理そして、豊富なデザートなどがある。どの料理も焼き具合、味付けともに満足するものであった。
その中からいくつを紹介しよう。バルサミコ酢がアクセントなフルーツトマトと新鮮モッツァレラチーズのカプレーゼと、たっぷりドレッシングが絡まった定番シーザーサラダを最初にオーダー。メイン料理では、サーモンポワレとマスカルポーネのパンケーキレモンクリームソースと真鯛のグリル季節野菜とバルサミコソースをそれぞれ注文。個人的には外はカリカリ、中はハーブとガーリックの風味が漂う真鯛がお気に入りである。しかし、完璧な焼き加減で味わうサーモンも絶妙。パティシエが作る本格デザートでは、大黄タルトと新鮮なアメリカンチェリーとヨーグルトアイスクリームのタルトを堪能。このお店のカクテルとデザートメニューの種類の豊富さは、メイン料理をも凌ぐほど。
また、ランチではメニューの種類は少なくなるものの、サラダ、パスタ、ハンバーガー、パニーニサンドウィッチやリブアイステーキなどがあり、値段は1,000円から2,000円とリーズナブル。
土曜の夜は、合コン、飲み会や若いカップルなどが多く、活気に満ち溢れている。3名以上で来店予定の場合は、事前に予約しておくことをおすすめする。しかし、バーの横でいすに座ってテーブルを待つことも出来る為、いつでも気軽に立ち寄ってみるのもいいだろう。種類が豊富なカクテルは若い女性に大人気で、男性はニューヨークの地ビールを味わってる間、女性はすらっと長く伸びたおしゃれなグラスに入ったフローズンマルガリータを楽しむといったデートも素敵ではないだろうか。
お店の装飾で壁一面に本棚と数多くの本が収納されているのだが、実はここから自由に気になる本を取り出して読んでもいいらしい。会話に困った初めてのデートの時なんかにこれは使えば、自然と会話も弾むかも。
また、同じ建物内にWald9シネマも入ってることから、デートコースの王道である映画の後にディナーも楽しめる。店内は分煙されてはいるが、特に壁などで仕切られているわけではない。席にもよるだろうが、タバコの煙に敏感な私でも気にならずに食事を出来たので、そこまで気にする必要はないだろう。
ただ一点だけ残念なのは、流れている音楽だ。高級ジャズハウス、Blue Noteがプロデュースしているのに、土曜日の夜にジャズではなく80年代のアメリカンロックな感じの音楽を流すのは残念の一言。この点を改善すれば大きな宣伝要素にもなるんだから、ジャズ流そうよ!