福井県が運営する試験研究機関の一つがこの「内水面総合センター」である。この内水面センターは言うに及ばず、三国の「畜産試験場」しかり、福井県の施設はどこも県民への公開への仕方が丁寧。ここでは鮎などの淡水魚の育苗研究などを主な業務としているが、広く県民に利用してもらおうと「河川や湖沼の生態系の学習システム」を分かりやすく設けている。近隣の幼稚園や保育園小学校の子どもたちがここで遊びながら直接見て触れて学べる時間はとても意味がある。週末も空いているので家族連れもピクニックがてら水遊びに来たらいいだろう。
福井県内水面総合センター
淡水魚の展示見学と川遊びの体験

Shozo Fujiiによって
コミュニティライター

内水面総合センターのメインビルディング外観

鮎や桜鱒などの淡水魚の育苗開発を行っている。ここはその親種の水槽

福井県内の河川や湖沼に生息する魚の試験研究も行っている

展示室に陳列されている昔の漁具

県の研究施設であるが、福井県は畜産や林業を初め、県の試験研究施設は広く県民に開放することをスローガンに掲げている

福井県のジオラマや水槽など、展示はとてもわかり易く工夫が凝らしてある

河口から中流域、そして上流域と生息する魚を分けて展示する水槽

小学生の見学者が中心だそうだ。だから彼らが飽きずに学習してもらえるよう、クイズ形式に教えるコンピューターが設置されている

鮎やアラレガコの魚卵採取から孵化、そして放流可能な大きさまでの養殖をしている

近隣の小学校からの見学者がとても多いそうだ。幼少児童対象の工作会が人気である

写真は真冬に撮影されたものだが、春夏秋では緑の芝生が美しく、人工のせせらぎは子供たちに人気である
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