大浦天主堂

長崎の世界遺産

長崎市にある「大浦天主堂」は、2018年に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産の一部として登録されました。1865年に建立されたカトリック教徒の教会です。

正式名称は「日本二十六聖殉教者天主堂」で、日本に現存するキリスト教建造物の中では、最も古いものです。ヨーロッパなどの教会とは異なり、和洋折衷の雰囲気が漂います。教会の中は撮影禁止ですが、美しいステンドグラスがとても印象的です。

キリスト教の信仰が禁止されていた江戸時代ですが、信者達は幕府に見つからないよう潜伏しながらキリスト教の信仰を続けていました。大浦天主堂の建立からすぐ潜伏キリシタンがやってきて、当時の神父に信仰の告白をしました。それは、キリスト教の信仰が続いていることが明らかになった瞬間でした。

大浦天主堂のすぐ近くには、「グラバー園」もあります。長崎駅方面から大浦天主堂に行く時は、長崎港も見えます。長崎の観光をぜひお楽しみください。

(注:大浦天主堂は2020年4月現在、新型コロナウイルス感染拡大防止のため臨時休業しております。再開時期については公式ホームページをご参照ください。)

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