「Japanese Soba Noodles 蔦」は東京の巣鴨にある、9人で満席になるくらいこじんまりとしたお店です。2015年ミシュランガイドでラーメン屋が受賞されたのが初めてだったため、注目を浴びました。
ここで人気な一品は醤油そばで、チキンとシーフードの出汁がきいています。麺と豚肉、そして黒トリュフオイルの組み合わせが最適です。
メニュー
お座りになる前に、注文を決める必要があります。入口の近くに自動販売機がありますので、そちらでチケットをご購入なさって下さい。ラーメンかつけそば、そして醤油味か塩味か、選択することができます。
醤油味は和歌山県の杉桶仕込み丸大豆生揚げ醤油、長野県の丸大豆生醤油、そして白醤油がブレンドされたものです。チキンベースの出汁は独特な味です。もちろんこの一品も最高級イタリア産黒トリュフオイルと黒トリュフソースがトッピングされています。
塩味ラーメンは沖縄の海塩と内モンゴルの石塩を使い、イタリア産白トリュフオイルとグリーンタプナードがトッピングされています。さらにハーブやトマトなど、シーフードの味が引き立つように組み合わせされています。
その場で毎朝作られた麺は、4種類の国産小麦粉を使い、全卵と天然内モンゴルかんすいを使っています。つけ麺を頼めば、麺そのものを味わうことができます。ポルチーニ茸味やレモングラス、そしてライムなどの味付を足してみることもできます。
蔦では、いい素材の食材を使っています。個人的には、醤油そばがベストでした。黒トリュフオイルとスープのバランスが最適だと思いました。香ばしい味が印象的で、私が今まで食べた醤油味の中で一番でした。
シェフの大西さん
ラーメン業界で大きな影響を与えたともいわれるこのお店のオーナーさん、そしてシェフの大西さんに、詳しくお話をお伺いしました。
大西さんは、彼の父親みたいにラーメン屋さんを開くことが夢でした。その夢を叶えるため、地元の神奈川県で訓練を受け、2012年には自分でお店を立ち上げることに成功しました。
期待以上にお店は成功し、2013年には TRY (Tokyo Ramen of the Year) の「新人賞部門」種目のしょうゆ部門でトップへ勝ち抜けました。
ミシュランの受賞の結果が出たときは、とても驚いたそうです。特に式でラーメン屋が優勝したのは一店だけだと聞き、まさに自分が成功したことを実感したようです。
大西さんは受賞されたことに対してとても喜んでいますが、将来のことも考えています。優勝後、お店でチケットを購入するための自動販売機に英語機能も加え、ホームページも作ったそうです。
有名になった大西さんの目標は以前と変わらず、ひたすらにお客様を幸せにすることを一番にしています。お店をもっとも良くするために、新しい味を考えてみたり、新しい材料の研究をしたり、その材料を直接取り寄せに行ったりしています。色々な人から愛されているお店を持つ大西さんの、今後の活動も気になります。
※2016年【夏】シンガポールに新店舗をオープン予定
待ち時間・チケット
午前7時から番号付きのチケットが、一人につき一枚販売されます(土日は6:30から)。チケットは1000円補償金がかかり、いつ戻ってくれば座れるのか色別に書かれています。説明はすべて英語でもあり、スタッフも対応してくれます。
このチケットのシステムで行列を避けることができます。チケットを買うために並ぶお客様がいますので、平日の午前中(遅めの時間)に行くのがお勧めです。ツイッターで列の状態を確認することができますので、是非ご覧になって下さい。
2016年9月から夜営業も始まった。
営業時間:午前の11時から16時、又は18時から20時まで。
休日日:水曜日
最適なラーメンを味わいたい方は、是非都内にある巣鴨に足を運んでみて下さい。お手軽なお値段で味わえる蔦の味は、きっとあなたを満足させてくれるでしょう。