足利義満は相国寺を開基するとすぐ五山を鎌倉五山と京都五山に分割し、両五山の上に南禅寺を別格として置くという改革を行った。相国寺は京都五山の第二位であり、隆盛期には東は寺町通、西は大宮通り、南は一条通り、北は上御霊神社との境までが相国寺の寺域という広大な敷地を有していた。金閣寺、銀閣寺はこの寺の山外塔頭(たっちゅう)寺院である。日本水墨画の画風を確立した画家雪舟は、10歳から34歳までの青春期をこの相国寺で修行している。寺社として果たしてきた役の大きさほどには、こんにち、相国寺の人気はなく、参詣者はまばらである。境内の静けさを独占できる。
京都「相国寺」参詣~その2
境内散策
Shozo Fujiiによって
コミュニティライター
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