京都・糺の森「河合神社」参詣~その1

「方丈記」鴨長明の社

京都下賀茂神社の摂社である「河合神社」は下鴨神社を包む糺の森の中に佇む。糺の森については改めて案内するとして、この「河合神社」は珍しい女性加護の社である。祭神は、多多須玉依姫命(たまよりひめ、玉衣日姫命、玉依日売命)を祀る。美人祈願、安産・育児、縁結びなど女性が焦がれる祈願成就であり、特に若い女性に人気がある神社だ。また、「方丈記」の著者である鴨長明はこの河合神社の神官の家に生まれた。現在の社殿は延宝7(1679)年、式年遷宮により造替された古殿を修理建造したもので、平安時代の書院造りの形式をよくとどめている。境内には鴨長明の随筆「方丈記」の名前の由来となった「方丈」という建物の複製が置かれてある。

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